◆ はじめに
インターネットメディアの出現は、今まで通常では知りえなかった情報をもたらしました。
ミシン購入のマニュアル本や情報誌もなく、ごく限られた先輩ユーザーの意見・感想と、販売側のセールストークに、情報が限られていました。
ところが、インターネットによって、業界の深い情報や問題、たくさんのユーザーの体験談、価格相場など、誰でも簡単に手に入れられるようになりました。
勧められるがままに買っていた時代と違い、購入方法も含めて、さまざまな比較も可能になりました。
以前よりは、少なからず満足のいく買い物ができるようになったのではないでしょうか。
しかし残念なことに、あいまいな根拠でしかない感想や、極端に曲解された情報も存在します。
それらを全てを鵜呑みにしていては、実際にミシンを買うとき、単に屁理屈をこねるだけのイヤな客になりかねません。
それどころか、想像していたのとは全く違うミシンを買ってしまうこともあるかもしれません。
◆ 「買うまでより、買ってから」が重要
しかもやっかいなことに、ミシンは「買うまでより、買ってから」が重要になる商品です。
例えば、家庭用洗濯機で、野菜や食器を洗う人はまずいません。
ビデオデッキにビデオテープを入れず、カセットテープが入らないからと文句を言う人もいません。
VHSであれば、A社のビデオテープはもちろん、B社やC社のビデオテープも利用できます。
しかし、ミシンの場合は、ビデオテープにあたる物が、自在に形の変わる布や糸になります。
素材も違えば、厚みも硬さも違います。同じ素材であっても、その品質はピンキリです。
いつも同じ結果とは限りませんし、作る物によっては同じ素材でもうまくいかないことがあります。
ミシンは、ものすごくアナログな道具なのです。
機械的な故障だけがトラブルではありません。
◆ 販売店には、販売責任がある
手前みそで恐縮ですが、私は通販だからといって、安売りを武器にした販売方法はとりませんでした。
どうすれば「このミシンを選んで良かった」「この店で買って良かった」と言っていただけるかを考えて運営しています。
修理だけがアフターとは考えず、メールマガジンなどを通して、ミシンや縫製のことを知ってもらい、
ミシンを使いこなせるように情報を送信し続けています。
おかげさまで、今まで気がつかなかったユーザーの悩みや不安、問題点、望みを知ることができるようになりました。
売りっぱなしで運営していたら、私はきっと、ミシンの素晴らしさも楽しさも何も気が付かなかったでしょう。
そこで、みなさんに業界の裏事情も明かしつつ、少しでも自分に合うミシンを買うヒントを伝授すると共に、
わがままなだけの変なユーザーにならないよう、ミシン屋さんから最高のサービスが受けられるコツなどを伝えたいと思います。
これからも、随時、追加・更新しながら、できる限りたくさんの情報を伝えていきます。
わからないことがあれば、私にどんどん質問していただいてかまいません。
少なくとも、何も知らない・わからない今より、必ず、満足のいくミシンに出会えるはずです。
このページの先頭へ ▲ |