島田ミシン商会の公式通販サイト

  1. HOMEの中の
  2. メールマガジンの登録の中の
  3. バックナンバー一覧の中の
  4. ミシンの『そうだったのか!』第11号
──────────────────────── 2004年 2月25日  第11号
┌──────┐┌┐
│ ┌──┐ │└┘  ミ シ ン の 『 そうだったのか! 』
└┬┘  │ │        〜 ミシンの嘘・ホント、それって常識?!
─────┴─┴────────────────────────────
                  ◎本メルマガは等幅フォントが最適です

▼ 目次
    ●ごあいさつ
    ●ミシンの駆動機構をおさらい

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ■ごあいさつ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  いつもご愛読いただいているみなさん、こんにちは!
  そして今回からお読みいただいているみなさん、はじめまして!
  今回はなぜか水曜発行にしてしまった島田ミシン商会の嶋田栄司です。
  (実は前回の予告で1日間違えただけなんです。ごめんなさい!)

  数あるメルマガの中から選んでいただき、ありがとうございます。
  今後ともご愛読をお願いします。

  このメールマガジンは、
   これからミシンを購入したい、
   ミシンのことをもっと知りたい、
   もっと上手に使いこなしたい…

  そんなホームユーザーのあなたが、誤った知識で後悔しないように、
  ミシンの嘘・ホントの解明を通して、ミシンの常識や活用のヒントをお伝
  えしていきます。

  このメールマガジンが何かの役に立って、今まで以上にホームソーイング
  を楽しんでいただけたら最高です。
  気に入っていただけましたら、お知り合いに転送してすすめてくださいね。

  ▼バックナンバーはこちら
  http://www.shimada-mishin.com/mailmag/backnum.html

────────────────────────────────────
 ■ ミシンの駆動機構をおさらい
────────────────────────────────────
  前回、カタログだけでは分からないポイントについてお話ししました。
  しかし、カタログには載っていないのですから、一般消費者が簡単に分から
  なくても当然です。

  だからこそミシン販売店は、消費者に代わってミシンを選べなければいけま
  せん。その上で、消費者に分かるように情報を提供する必要があります。

  販売店の話は重要なポイントですので、またの機会に取り上げることにして、
  今回は見える情報の中から、ミシンの違いを見つけていくポイントについて
  お話ししようと思います。


  真っ先に話題になるのが、「電動ミシン」「電子ミシン」「コンピューター
  ミシン」の違いです。この区分は、「ミシンをどのように駆動管理している
  か」によるものです。

  ほんの2〜3年前とは、コンピューターミシンに対する認識も変わってきて
  います。この先の話題を考える上で欠かせない知識ですので、すでにご存じ
  の方も、ここでもう一度おさらいしてみましょう。


  ●電動ミシン

  電動ミシンは、フットコントローラーや、スピードスイッチ(無段階変更で
  はない)によって電気抵抗を変えることで、ミシンの運転スピードをコント
  ロールします。電気をいっぱい流せばスピードが速くなりますし、少ししか
  流さないと、ゆっくり動くことになります。

  そのため、低速時と高速時ではモーターのパワーが違います。

  厚地ではモーターパワーも必要になりますが、高速運転すると針折れにつな
  がるので、ゆっくり縫いたいところです。低速の時のパワーが足りないので、
  厚地がますます縫いにくくなってしまいます。

  スピードとパワーが比例することが特徴とも言えるでしょう。


  ●電子ミシン

  電子基板でミシンの運転スピードをコントロールします。たいてい、低速・
  中速・高速の3段階にスピードを分けて管理します。スライドボリュームで
  スピードの無段階調節ができる他、各速度の範囲なら同じパワーになります。

  例えば、1分間に50回モーターが回るときと、1分間に250回モーター
  が回るときのパワーがほぼ同じになると言うことです。

  電動ミシンだと、(極論ですが)50回モーターが回るときと、200回
  モーターが回るときではパワーが違います。ここが大きな差になります。

  他、針位置の検出器を装備しています。

    ※たいてい、上か下か一方だけのことが多い。縫い終わったときに糸が
     引き出しやすい事から、針が上にあるときに停止する機構を持たせて
     いる機種が多い。方向を変えたい場合、一旦手で針を下に降ろさなけ
     ればいけないため手間になる。両方ができる機種もあるが、どちらか
     一方に選択することになるケースが多い。


  ●コンピューターミシン

  電子ミシンが主にミシンの回転速度を制御しているのに対し、コンピューター
  ミシンは、針の運動や送りもコンピューター基板で制御します。

  電動ミシンや電子ミシンは、機械的な機構で、針の横降り運動や送り運動を
  コントロールして縫い目パターンを形成していますが、コンピューターミシ
  ンでは、モーターを利用して、針の横降り運動や送り運動をコントロールし
  ます。

  ここで使われるモーターはステッピングモーターと言って、90度だけ動かす
  とか、細かい動きをさせることができます。ミシンを回転させるモーターと
  は、独立して存在します。

  それ故に、複雑な動きも制御できるようになります。縫い目がきれいだと言
  われるのもこのためです。

  ここ数年、実売価格が下がったコンピューターミシンは、この利点を採用し
  た物です。

  このメルマガの6〜8号で自動糸調子のことを話題にしましたが、一つの縫
  い目パターンの中で数通りの糸調子設定ができる自動糸調子や刺繍機能など、
  様々な要素を制御できるのはコンピューターミシンならではです。


        ****************************************

  ここ数年、実売価格が下がったことで、コンピューターミシンが主力になり、
  電子ミシンを選ぶメリットは、値段の安さだけになりつつあります。

  しかし、これは縫製機械としてのミシンの話です。コンピューターミシンは
  確かに使い勝手が良くなり、針や送り運動も安定しますが、きれいに縫える
  かどうかの要素はそれだけではありません。

  次回は、今までのミシンとは別のコンセプトを持ち込むことで、きれいに縫
  えるようになっているミシンの話題を取り上げながらお話をすすめてみたい
  と思います。(予定は未定です)

========================================================================
ミ シ ン の 『 そうだったのか! 』
 〜 ミシンの嘘・ホント、それって常識?!

【発行者】島田ミシン商会 嶋田栄司
【WEBサイト】島田ミシン商会 http://www.shimada-mishin.com/
 ご意見、ご感想はコチラまで→ mag@shimada-mishin.com
 (いただいたご意見ご感想を、本メルマガで紹介することがあります)

◎このメールマガジンの転送は自由です。
 ただし、掲載された記事の内容を許可なく転用・転載することを禁じます。
        Copyright(C)2004  島田ミシン商会 All rights reserved.

▼このメールマガジンは以下の配信システムを利用しています。
 『まぐまぐ』ID:0000115447 http://www.mag2.com/
▼登録の解除は下記URLにて、ご自身でお願いします。
 http://www.mag2.com/m/0000115447.htm

▼いたずらで登録されたと思われる方は、『まぐまぐ』にご相談ください。
 『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/
========================================================================

編┃集┃後┃記┃
━┛━┛━┛━┛

  20数年ぶりでアイススケートに行ってきました。

  小学1年生の冬休みにスケート教室に通って、
  最後の日にやっと、スイスイ滑れるようになって。
  自分の足でこんなに早く移動できる、景色がどんどん飛んでいったことが
  今でも鮮明に覚えている体験でした。

  でも、自宅からスケート場は遠いし、
  そのあとは数えるほどしか行きませんでした。

  あんまり時間が経ってるんで、「滑れるんやろか?」と不安だったんですけ
  ど、なんとかなるもんですねぇ。

  「昔できたことは、体のどこかに記憶が残ってるんや」と
  勝手に納得してました。
  やっぱり子供の時の体験は大切です。

  でも、体がなまっていて膝が固く、
  2回ほど、おもいっきり!転びましたが…

  「朝起きたら、筋肉痛で動けなかったらどないしよう…」
  と不安だったんですが、
  子供の手を引き続けた腕と、尻餅付いたときの手首の関節+おしり以外は
  大丈夫でした(笑)

  何でも「できる!」と思ってやらなきゃあかんねぇ。


  さて、ここでお詫びです。
  4月までに消費税の総額表示に合わせて、
  サイトを全て書き直していかなければならないんですが、
  ほとんど進んでいません…

  来月中に、どーしてもやらなきゃならないので、
  3月はメルマガの発行をお休みさせていただきます。
  ごめんなさい。

  4月から、また、がんばりますので、解除しないで待っててくださいね。

  今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
  次回は4月6日の発行予定です。ではでは。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━